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ぜんち共済の「合理的配慮」の課題と解決策の模索セミナーに参加しました

2025年06月21日 12:33

代表・行政書士の松原寛子です(o^―^o)

今日は【少額短期保険会社】ぜんち共済のオンラインセミナー「合理的配慮」の課題と解決策を探る を受講させていただきました。

2024年4月1日から、企業には障がいへの「合理的配慮」をすることが義務付けられています。
しかし、7割近い会社で「合理的配慮」に悩みがあるという統計もでています(ワークリス調査)。

そんな課題への解決策のキーワードは「建設的対話」だったと思います。

まずは「入社時」に「書面」だけではなく「面談」で具体的に「なにが課題か、違うカタチでできることはないか」「どのような配慮が望ましいか、また現実的か」について、前向きに話していくことが大切というお話でした(関哉直人弁護士談)。

あくまでも0か100かではなく、「どこまでできるか」を考え、「できない部分は理由をお話しする」を徹底すること。

スタッフさんにとって苦手なことも、カタチを変えれば「できる」「得意」な場合がある。「できない」という思いに縛られないことも大切というお話がありました(東京海上ビジネスサポート㈱社内ジョブコーチ 柳田則子さん談)。

また、就職応募の際の秘訣として「こんな配慮をしていただければこんな仕事ができます」と会社にお伝えすると良いというお話もありました(就労移行支援HOPE神田 山本太朗さん談)。

就職を希望される方は、普段の就労移行支援での経験や職業訓練、生活訓練の中で、「こんな配慮があれば、〇〇できる」という体験を持つこと、それを就職の際に積極的にお伝えしていくことが大切だな、と思いました。

日ごろ、「できないこと」にため息をついてしまいがちですが、「できたとき」に目を向けて「なぜ自分にできたのか」を考えてみると大きなヒントがあるかもしれない、と思いました。
また普段の自信にもつながる気がしています。
私も今日から意識してみようと思います(^ー^)

また一方、企業側でも「その配慮はできません」で終えるのではなく、スタッフさんとの話し合いの中で「できそうなこと」を見つけて「一度やってみる」ということが重要であるとも思いました。
そして「継続的対話」を重ねて改善することも大切かと思います。

最後に関哉直人弁護士が仰った「尊厳」のはひふへほが素敵でしたので、お伝えしたいと思います。

【尊厳のはひふへほ】
①はやく 早く気づき、早く相談する
②ひとり ひとりにしない
③フィルター フィルターを外し、客観的に捉える(「できないのは仕方ない」と型にはめない)
④へんか 変化を予測し、変化に対応する(特に人事異動の場面)
⑤ほんにん 本人を尊重

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